事例・実績

株式会社日立インフォメーションアカデミー様 -eラーニングシステム開発-

株式会社日立インフォメーションアカデミー様   -eラーニングシステム開発-

学習者の理解度によって学習コンテンツを提供し分ける一歩先のeラーニングシステムで、効率・満足度向上を目指してシステムを開発

「システム開発フェーズに入った時、御社側の開発環境を使うという選択肢もありましたが、あえて「弊社側環境での開発」を選択されました。クライアントと一日中一緒にいると、効率は上がる一方で、リスクもあったと思います。それでも効率を優先したという妥協しない姿勢から「顧客第一主義」が言葉だけではなく、行動が伴っていると実感しました。 」
研修開発部
部長 吉川 彰様
技術開発センタ
主任技師 山本 恭様
社名 株式会社日立インフォメーションアカデミー様
業種 企業向け人財育成サービス
業務内容 人財育成コンサルティング、人財育成研修、人財育成運用
URL https://www.hitachi-ia.co.jp/

株式会社電通イーマーケティングワン

株式会社日立インフォメーションアカデミー様が社内外向けに提供をしている、アダプティブラーニング型eラーニングシステムにおいて、理解度の測定・管理、学習者に合った最適なコンテンツを提供する仕掛け部分の開発を担当させて頂きました。

従来のeラーニングシステムとどのように異なるか、学習者にどのような嬉しい効果があるかについて、また弊社と一緒に開発を進める中で印象に残ったエピソードや、今後期待いただくことなどについてお話いただきました。

アダプティブラーニング型eラーニングシステムを開発

学習者の理解度・ニーズに合わせて最適なコンテンツを提供する仕組みで、一歩先のeラーニングを提供

-今回開発されたシステムの内容を教えてください。

eラーニングコンテンツを配信するシステムと連携して、学習者の理解度に合わせて学習すべき内容を選択・推奨するという、アダプティブラーニング型のeラーニングシステムです。

従来のシステムでは、学習前の理解度に依らず、全ての学習者に一様にコンテンツを提供していましたが、本システムでは学習者の理解度を事前に測定し、その理解度に応じて提供するコンテンツの内容を最適化します。これら理解度測定および管理機能、コンテンツの最適化機能の部分を貴社に開発して頂きました。

インタビュー

-本システムを開発しようと考えた理由を教えてください。

従来のeラーニングは、知識の有無に関わらず、用意されているコンテンツを全て学習するという方法でしか学習を終了することができなかったため、知識がある方にとっては、既知の内容であっても、それを判断するために一度は内容を参照しなければならないという学習形態でした。大学教育では、このような画一的なコンテンツの提供方法は、学習意欲を阻害するという調査報告もあがっています。

本来、必要な学習内容は学習者によって異なるため、学習者のニーズに合わせてコンテンツの内容を変えたいと考えたのが始まりです。

-このタイミングで開発を実施した理由はなんですか?

市場ではインターネットを活用した無償のeラーニングサービスが始まるなど、教育のオープン化が進む中で、弊社としても付加価値の高いeラーニングを少しでも早くお客さまに提供したいと考えました。そのような背景から、まず研究開発という形でスタートしましたが、競合他社に先駆けてシステム化することも目標に工程を組みました。

-他社が提供しているサービスと比べて、どういった点を差別化されましたか?

学習者の理解度に合わせて学習すべき内容を選択・推奨する仕組み自体が、新しい取り組みだと考えていますが、さらに学習者の理解度を測定する仕組みに一工夫しています。

通常のテストでは、回答が正解であればマル、誤っていればバツという「正」か「誤」の評価になりますが、弊社のシステムでは「項目反応理論」と呼ばれるテスト理論を採用しており、正誤評価だけではなく、理解度という数値で細かく測定することができます。

「項目反応理論」は、例えばTOEICなど大規模なテストでも使われていて、理論自体は以前からあるのですが、学習をサポートするシステムに実装するということはあまり多くありません。それをeラーニング上で実施していることが、同業他社と比べて差別化できたと考える点です。
なお、大学や塾などの教育機関では既にシステムの導入が始まっているため、そこで学んだ学生が社会人になり弊社のシステムを使って学習する際には、非常に親和性が良いでしょう。

分からないところの集中学習が可能、従来の方法よりも効率・満足度の向上が目標

インタビュー

-システムを開発する際に、どのような目標を立てられましたか?

学習して頂いた方の効率、満足度を向上させたいということです。学習効果は人それぞれ異なりますが、従来の方法よりも、アダプティブラーニング型のシステムで学習頂いた方の満足度が向上するということを、一つの目標にしています。従来比の10%程度の向上を目標基準にしています。

今回のシステムを利用して、より学習しやすいと思ってくれた方が、さらに別のコースも申し込んでくれるというリピート効果も期待しています。今後コースを増やしていく必要がありますが、当面はグループ内企業向けに4コース、今後はグループ企業外の一般のお客様に向けてもコースを提供していきます。2016年度中には約50コースを開発し、お客さまへの提供サービスを拡大していきたいと考えています。

-一般のお客様向けには、どのようなコースの提供を予定していますか?

Webやネットワーク技術などに関する、ITの基礎部分の知識・スキル学習(主に若年層が必要とする内容)を中心に、提供していきたいと考えています。

-その目標を達成するためにどのような施策を行っていますか?

専任の部門がコンテンツ開発を集中的に行います。また2015年10月には、ニュースリリースの発行やHitachi SOCIAL INNOVATION FORUMなど社外発表の場を活用し、PRを行いました。FORUMでは、サービスのデモや操作体験をとおして、サービスイメージを伝えることで、非常に高い評価を頂く事ができました。また、同時期に日立グループ向けに開催したシンポジウムにおいても、同様の取り組みを行っています。

「理解度測定の仕組み」だけでなく、ユーザーインターフェースや各機能にもこだわり開発

-システムの中で特にこだわられた点はどこですか?

先にあげた「理解度測定の仕組み」以外では、学習者のユーザーインターフェースに関して使い易さにこだわりました。例えばメモ、ブックマーク、用語集のような各種学習を支援する機能をメニューツールとして集約したり、補足資料の有無を通知するための仕組みを実装したりしています。

-こだわられた補足資料の機能とはどのような内容ですか?

メインの学習コンテンツには必ず補足資料が付いているわけではないので、学習者はどこに補足資料があるか知りたいのではと考え、学習中の箇所に補足資料があるかどうかを、視覚的に分かりやすくしました。(学習中のページと補足資料がリンクします)

クロス・コミュニケーションと一緒に開発

コーポレートサイト開発時の、高品質と誠意ある対応を聞いていたので信頼して依頼

インタビュー

-弊社に依頼頂いた内容について教えてください。

サービスの実装にあたって、テスト結果を格納する仕組みや、格納する場所、その計算結果に応じてナビゲーションする仕組み、UI機能と呼んでいる補足やメモなど、利用者側にとっての機能と、我々が使う運用機能として、テスト結果などを統計的に管理するツールを開発して頂きました。

-弊社を選んで頂いた決め手はなんでしたか?

以前、弊社のWebサーバのシステムをクロス・コミュニケーションさんに開発して頂いた実績がありました。そのシステムに関して、品質が良く、かつ非常に誠意を持って対応して頂いたという話を聞いておりましたので、それならば任せられるのではないかと感じました。

また、評判だけでなく、複数社にお声掛けをしましたが、提案内容もクロス・コミュニケーションさんが良いと感じましたので、お願いをさせて頂きました。

急な仕様変更にも柔軟に対応。とことん突き詰める妥協しない姿勢からエネルギーを感じた

-プロジェクトを進める中で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

開発フェーズの後半になり、弊社の開発ブースにクロス・コミュニケーションの皆さんが来てくださり、開発やテスト作業を実施頂きました。

貴社のメンバは妥協をしない方ばかりで、何かうまくいかないことがあるとずっと納得するまで取り組んでいました。それが深夜に及んでも誰ひとりとして時間を気にせず、とことん突き詰める時の集中力やエネルギーは本当に凄いなと感じました。

また、プロジェクトの途中で貴社のPMの方から結婚の報告をうけたり、営業の方に「システムリリースの際はテープカットしたい」と冗談半分で伝えていたら、当日、本当に手作りでテープカットをして頂くという粋な計らいもありました(笑)
年代も割と近いということもありましたが、良い意味で、あまり気を使わない仲間として協力して作業を進めることができたと思います。

-プロジェクトを進める中で、リリースできないのではないかと不安になったことはありましたか?

何度もありました(笑) その中でも一番不安に感じたのは、サーバの手配が当初の予定の倍くらい時間がかかったり、脆弱性のテストが当初予定の3倍くらいかかるなど、後半になって弊社側の問題でいろいろ作業遅延が発生した時でしたね。

10月末くらいまで遅延する見通しの時もあったのですが、貴社の提案で、複数の作業を並行処理したり、弊社側の受入テストで画像キャプチャツールを使って効率よく作業するなど双方で様々な工夫をすることでなんとか乗り越えましたね。

インタビュー

この結果、後半の作業日数が短縮され、10月上旬にシステムを完成させることができました。12月のサービスインへ向けて、事前にトライアルを行う必要もありましたので、10月上旬に終了して本当に助かりました。

-大変だったエピソードはありますか?

当方が不慣れだったこともあるのですが、新しいサービスを提供するシステムということで、未知の要素が多く、開発前の要件定義が本当に大変でした。弊社としては要件定義の精度をあげるために、システム開発の経験者など有識者数名による画面設計、基本仕様等のレビューを行いましたが、それでも何度か仕様変更が発生しました。

ただ、事前にウォーターフォール型の開発手法で進めると聞いていたので、基本的に仕様変更は難しいと考えていましたが、実際は非常に柔軟に対応して頂き、弊社の要件定義上の不備をカバーして頂きました。

顧客第一主義を言葉だけでなく行動で提示

-プロジェクト全体を通じて、クロス・コミュニケーションを選定して良かったと感じる点を教えてください。

まず1つ目は、営業の方の仕事が速く、かつとても熱心だったことです。最初に見積りをお願いした際は、現状の要件はもちろん、それを将来的にどういう方向に持っていきたいかということも熱心に質問されました。弊社のサービスを共に成長させて行きたいという気持ちを感じました。

2つ目は、暑中見舞いの動画を送って頂くなど、気遣いが素晴らしかったことです。また、動画の内容も若さあふれる感じで、クリエイティブな社風を感じられました。

3つ目は、顧客第一主義を言葉だけではなく実践していると感じたことです。
システム開発フェーズに入った時、御社側の開発環境を使うという選択肢もありましたが、あえて「弊社側環境での開発」を選択されました。クライアントと一日中一緒にいると、当然やりとりが密になるので効率は上がる一方で、いろいろ要望を受けるリスクもあったと思います。それでも効率を優先したという妥協しない姿勢が、顧客第一主義が言葉だけではなく、行動が伴っていると実感しました。

最後に4つ目ですが、我々が御社に何か要望を伝えた際に、「はい分かりました」とただ了承をするのではなく、積極的に逆提案で意見をいろいろ出して頂けたというのは強く印象に残っています。あとは基本的に皆さんエネルギッシュですね。途中、ついて行けなくなりそうな時もありました(笑)

-今後クロス・コミュニケーションに対して期待することを教えてください。

今回開発したシステムは2015年12月より提供を開始しましたが、やっとスタートラインに立ったところだと思っています。
我々としてはやはり受講者・お客様の満足度を向上させ、学習効果をより高めていきたいという思いがありますので、これから未来に向けてシステムを見直しながら、より良いサービスとして提供していきたいと考えております。

是非、今後とも一緒に創造しあえる関係を継続して行きたいと思っておりますので、ご協力よろしくお願い致します。

-ご回答頂き、ありがとうございました。

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