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Webサービスにおいて、ユーザー登録は強制するべきか?

2013/9/30

サンフランシスコに住むUI/UXデザイナーLeeMunroe(以下Munroe)氏が「Webサービスで、サービスを試すのに、ユーザに登録を強制することはやめるべきだ。これをやめれば、メール獲得数は減るが、もっと質の高いユーザーを増やせる」と主張した。

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Munroe氏は、ユーザー登録を強制せずに、ユーザーにサービスを一瞬で体験させている例としてA/Bテストツール「Optimizely」をあげている。

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Optimizelyはユーザー登録をしなくても、ランディングページのフォーム(上画像)に、自分が気になるサイトのURLを入れるだけで、そのサイトのA/Bテストを実際に体験することができる。

 

試しに、当ブログ(http://www.cross-c.co.jp/conversionbox/blog/)のURLをフォームに入れてみると、以下のようなインターフェースが現れ、メールアドレスやIDを登録することなく、Optimizelyを試すことができる(下画像)

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Munroe氏は、「全てのサイトはOptimizelyのように、徐々にユーザーとのエンゲージメントを高めて、顧客にしていくべきだ」と主張。

理由は、サービスを試していない相手にプロフィール情報や、クレジットカード情報を入れさせるのは良くないからだそう。

 

しかし、この意見に関して、多くのUI/UXデザイナーや、起業家、マーケターが、反対意見を出している。以下にWebサービス運営経験のある3人の意見を紹介しよう。

 

例えば、Folyoというデザイナーと発注者をサイト上でつなげる、プラットフォームを運営する、Sacha Greif氏は以下のように反対している。

私がFolyoのユーザーにクレジットカード登録を強制させたら、売上が50%アップしました。徐々にユーザーとエンゲージメントを増やしていくという主張は、良いアイディアのように聞こえますが、全てのWebサービスにあてはまるとは思えません

 

Hacker Newsという世界中のUIデザイナーや起業家、エンジニアが意見しあうサイトにも、Munroe氏への反対意見が多数集まっている。

例えば、世界的に有名なオンラインマーケターのPatrick McKenzie氏は、「私はたくさんのWebサービスのコンサルティングを行なってきたが、ユーザー登録を強制しないで先にサービスを使わせるやり方は、売上アップにつながらなかった」と主張している。

 

また、Workflowyという、タスク管理ツールの開発者(匿名)も、Muroe氏の意見に反対して、以下のように意見している。

私のサービスで、ユーザー登録を求めずに、サイトを試させたところ、ユーザーの登録率だけでなく、ユーザーのサービス使用頻度も格段に落ちた。他のWebサービスの創業者からも同じような意見を聞いている

 

 

自社のWebサービスをユーザーに試してもらう前に、必ずユーザー登録をしてもらおう

上に紹介した実例のほかにも、多数の反対意見がHacker Newsとブログ記事のコメント欄に出ている。

よって、Webサービスを運営する上で、まずユーザーにメールアドレスや名前の基本情報の登録を促すことは必須だといえる。

ただし、これは大多数の意見から導かれた、一般的な結論であって、全てのサービスにあてはまるわけではない。よって、Webサービス運営者は、実際にA/Bテストを行ってみることをおすすめする。

 

テストの方法としては、例えば、メールアドレス登録を強制させていないサービスは、メール登録を強制させて、その後の有料ユーザーへのコンバージョン率や継続率を計測すると良いだろう。

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