ウォーターフォールモデルとは?アジャイル開発との違いも解説

ウォーターフォールモデルとは?アジャイル開発との違いも解説

スマートフォンやタブレットの普及により、インターネットはより身近なものとなり、それに伴ってIT技術も進化しています。IoT社会はどんどん進んでおり、さまざまな技術が次々に開発されています。

このように日々進化を続けるIT技術の背景には、いくつものプログラム開発や導入が行われています。プログラム開発は、簡単なものではなく多くの時間や技術を必要とします。そこで今回は、プログラム開発手法のひとつである、「ウォーターフォールモデル」について解説をします。

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ウォーターフォールモデルとは?

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ウォーターフォールモデルとは、プログラム開発に用いられる手法のひとつであり、プログラム開発手法の王道であり主流の方法です。

最初に完成図を描くことにより、そこまでの工程を策定し、上流工程から下流工程へ順次移行していき、開発が進められていきます。確実性の高い開発手法のため、対企業や、完成図が定まっているプログラムを開発するのに適している開発手法です。

ウォーターフォールモデルの大まかな工程

「ウォーターフォール(waterfall)」とは英語で「滝」という意味です。まさに水が上から下へ落下するかの如くプロクトを進めていく手法です。開発工程は大きく4つに分けられ、それが以下のとおりです。

①「企画」

作成するプログラムの完成図を企画します。詳細まで企画することにより、具体的な完成図の作成を行います。

②「設計」

完成した完成図に沿って、必要な作業工程を洗い出し、それに伴うプログラムの設計を行います。

③「実装」

設計をもとにコードレベルに仕上げていきます。

④「テスト」

仮として出来上がったプログラムが正常に稼動するかチェックを行います。

上記の順に開発は進められていきます。各工程を順番に進めていくのがウォーターフォールモデルの特徴であり、テストまで終わらないとシステムの稼動を行うことはできません。

ウォーターフォールモデルのメリット

ウォーターフォールモデルは、プログラム開発手法の主流な方法として使われてきたことからも分かるとおり、多くの利点があります。確実な開発手法であることから信頼性があり、対企業の場合など大掛かりな案件の際に特に効果的です。

進捗状況を把握しやすい

ウォーターフォールモデルは、最初にゴールを定め、ゴールから逆算した道のりを進めていく開発手法です。道のりがあらかじめ明文化されることから、今現在の進捗状況がどうなっているのかを把握することが可能です。開発者からしてもクライアントからしても、進捗状況が確認できるというのはビジネスを行う上で大きなメリットとなります。

仮に予定よりも遅れてしまっている場合であっても、どの程度の遅れなのかを明確に判断することができるため、スケジュール調整がしやすいといった面もあります。

計画的に進めていけるので品質を担保できる

ウォーターフォール開発は、計画ありきの開発手法のため、品質を担保することができます。事前に定められた計画に沿って、ひとつひとつ進めていくため、完成後の品質に問題が生じることはありません。

事前に企画した案をゴールとして、設計、実装、テストを行うため、ゴールがぶれることなく、完成品の品質が保証されているというのはクライアントにとっても、大きなメリットです。

ウォーターフォールモデルのデメリット

ウォーターフォールモデルは一方でデメリットももちろんあります。クライアントによっては、このデメリットを重大なものと捉えていることも多く、その場合には違う開発手法を用いることをおすすめします。特に、リリースまでの時間を厳守する場合や、明確な完成図が定まっていない場合には、ウォーターフォールモデルは適していないことが多々あります。

多くのドキュメントが必要になる

ウォーターフォールモデルでは、その開発方法に伴い、多くのドキュメントが必要になります。クライアントによっては、多くのドキュメントに対し、煩わしさを感じてしまう可能性がありますが、そこを理解していただく必要があります。

手戻り作業が発生すると計画が大幅にずれる

ウォーターフォールモデルは、明確なゴールを定めて、そこまでの道筋を逆算して、開発を進める方法です。そのため、途中で企画内容に変更が生じ、手戻り作業が発生してしまいますと、計画が大幅にずれる可能性があります。そのため、企画が明確に定まっていない場合や、途中で仕様変更がある場合には、ウォーターフォールモデルは適さないといわれています。

アジャイルモデル(開発)との違いは?

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プログラム開発手法ひとつであるウォーターフォールモデルに対し、アジャイルモデルという開発手法があります。「アジャイル(Agile)」とは英語で「機敏な、すばしっこい」という意味があり、ウォーターフォールモデルのデメリットを補う開発手法として、近年多く使われています。

クライアントのニーズに合わせて、プログラム開発手法を選択していくことが大切です。ここでは、2つのプログラム開発手法である、ウォーターフォールモデルとアジャイルモデルを比較しながらそれぞれの特徴や違いを紹介していきます。

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工程を分割して進めていく

ウォーターフォールモデルもアジャイルモデルもどちらもプログラム開発手法のひとつですが、それぞれには、開発を進める手順に大きな違いが見られます。

ウォーターフォールモデルの場合、プロジェクトに対して、「企画→設計→実装→テスト」の工程を順番に進めていく開発手法であり、途中での仕様変更には対応しにくい反面、進捗状況を確実に把握することができます。

一方「アジャイルモデル」は、機能Aに対して「企画→設計→実装→テスト」を行い、機能Bに対しても「企画→設計→実装→テスト」、機能C…と「イテレーション(反復)」と呼ばれる行程を繰り返すことによって進められていきます。そのため、途中で仕様変更が発生したとしても、工数の手戻りが少なく済むため、柔軟な対応が可能なのです。その反面、工程が錯綜し、進捗状況の把握が困難になることもあります。

ウォーターフォールモデルの手法

ウォーターフォールモデルは、確実なゴールと、ゴールまでの必要な道筋を定め、それに沿って開発を進めていく方法であるため、品質を確保できる手法です。ウォーターフォールモデルの最大の特徴は、厳格な工程管理であり、特に大人数で開発に臨む場合などに有効となります。

大人数でプログラム開発を行う場合には、それぞれのプログラマーの進捗管理を行うことは容易ではないため、ウォーターフォールモデルによってあらかじめ行程を明確化しておくことは依頼主への信用も上がります。滞っている箇所が発見できればその対策にすぐにあたるようにし、常に進捗状況の把握を行うことが大切です。

まとめ

ウォーターフォールモデルとは、アジャイルモデルとともに、非常に多くの場面で使われているプログラム開発手法のひとつです。リリースまでに時間を要することがありますが、品質を担保することが可能であり、クライアントとの信頼関係の構築にも役立つ開発手法です。プログラム開発にはいくつもの開発手法があるため、状況に合わせた選択が重要です。

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