カスタマイズ性も高い「アプリプラットフォーム」とは?
肌身離さずスマホを持ち歩くようになり、デジタルの接点を活用しながら、商品やブランドと付き合っていくことが当たり前となった今、スマホアプリは重要な顧客とのタッチポイントとなりました。
この記事では、アプリ開発の各手法のメリット・デメリットを比較し、アプリ開発のスピードと品質を両立させる「アプリプラットフォーム」について、当社が提供する具体的な提供事例も含めてご紹介いたします。
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目次
アプリ開発をするためには
アプリ開発の手法
アプリを開発するには、
- フルスクラッチ開発
- ノーコード型アプリプラットフォームの活用
- その中間のローコード型(セミカスタム型)アプリプラットフォームの活用
の3種類があります。
従来アプリ開発といえば、フルスクラッチ開発と呼ばれる、要望に沿った機能でのオリジナル開発が主流でしたが、相応のコストと期間も必要でした。アプリの普及に伴って、ノーコードで開発する会社も増え、こうしたアプリプラットフォームの普及は店舗などを展開する中小企業のアプリマーケティングの活況化に大きな貢献をしています。
アプリ開発においては、短期的な視点ではなく、お客様のロイヤリティ化につながる、アプリにおいて実現したい顧客体験を描き、それを実現するための要件を整理し、予算、社内リソースなどから複合的に検討することが重要となります。
フルスクラッチ型アプリ開発
フルスクラッチ型アプリ開発とは、1からプログラミングコードを打って、お客様の要望に細かく対応しながら、アプリを開発していく手法です。
従来はフルスクラッチ開発でアプリを開発する必要がありました。自社の要望に合わせて、ヒヤリングからアプリ設計、インフラ設計、単体テスト、デザイン、総合テスト、検収、アプリ公開まで、Android版、iOS版双方のプラットフォーム用にすべての項目を行います。自由度の高いアプリ開発が実現可能な分、開発・メンテナンスに相応の費用および期間がかかります。
メリット
- 自由度の高い自社オリジナルのアプリ開発が可能
- 新しいビジネスモデルの実現も可能
- 様々なデータ連携が可能
デメリット
- 自由度が高い分、開発コストが高額
- 開発に期間を要する
- トラブルが起きた場合、原因特定、改修に手間がかかる
ノーコード型アプリプラットフォーム
アプリ機能をテンプレート化して、ノーコードでアプリに組み込むだけで自社のアプリが開発できるサービスです。ノンプログラマーやノンエンジニアでもサービスを開発でき、汎用的な機能も豊富で、スピーディな導入が可能な上、アプリプラットフォームを活用すると、Android版、iOS版といった両ストアに簡単に対応したアプリ開発が可能となります。
一方で、オプション機能を追加していくと月額費用が高額となり、またオリジナルのカスタマイズ要望がある場合には、実現が難しい場合もあります。
メリット
- 簡単でスピーディに導入可能
- 市場の流動性にも素早く対応可能
- 用意されたカスタマイズ機能も豊富
- マルチプラットフォームに対応可能
デメリット
- カスタマイズ要望によっては実現が難しい
- 継続的な月額費用が発生するが、カスタマイズがかさむと費用も高額に
ノーコード型アプリプラットフォームサービスの例
アプスタ
株式会社ドリームネッツが提供するアプリ作成サービス。店舗の集客のための機能に加えて、ECサイトのアプリケーションにも対応し、既存の顧客管理システムやポイント情報の連携可能。導入実績は1,000社以上。
MGRe(メグリ)
株式会社ランチェスターがアプリ開発から運用・マーケティングまでノーコードで提供するアプリプラットフォーム。リテール向けの機能に加え、SNSやブログなどのコンテンツを自動収集するクローラー機能、ダッシュボード機能や、CRM、MAとの連携など柔軟な拡張が可能。
Yappli
株式会社ヤプリがアプリ開発から運用・分析までノーコードで提供するアプリプラットフォーム。店舗やECなどのマーケティング支援、社内や取引先とのコミュニケーションをアプリで刷新する社内DXから、教育機関の情報発信支援まで、導入実績600社以上。
ローコード型アプリプラットフォーム
ローコード型アプリプラットフォームとは、フルスクラッチ型のアプリ開発と、ノーコード型アプリプラットフォームの間に位置するセミカスタム型のアプリ開発手法で、基本的なテンプレートは用意されていますが、オーダーメイドで追加機能開発も可能となります 。
メリット
- スクラッチと比較するとコストが抑えられ、スピーディに導入可能
- カスタマイズの追加機能開発も可能
- マルチプラットフォームに対応可能
デメリット
- カスタマイズ機能が増えると時間とコストがかかる
ローコード型アプリプラットフォームサービスの例
金融業向けアプリプラットフォーム
クロス・コミュニケーションが提供するカード明細機能などを主軸とする金融業向けローコード型アプリプラットフォーム。詳細については、以下で詳しくご紹介します。
https://www.cross-c.co.jp/service/app_platform/
金融業向けアプリプラットフォーム
金融業向けアプリ開発の豊富な実績
クロス・コミュニケーションは、銀行、証券、クレジット・信販など金融系のアプリ開発であれば国内随一の実績があり、アプリのフロントのみならず、バックエンドのシステム開発やデータ基盤の構築などアプリにまつわる幅広い領域を担っています。
当社では、開発では、GitLabを使用し、ソースコードの管理をしておりますが、現在リポジトリ数でいうと1095個程度、CI環境としては、jenkinsを導入しておりますが、Jobがちょうどリポジトリ数と同じく850個程度、1日あたりの実行数が130回~150回程度となっており、アプリ開発やシステム開発の実績は300社以上ございます。
実績が積み重なる中で、クレジットカードの明細機能のような同じような要件の開発が重なり、そうした機能を標準機能としてテンプレート化し、アプリプラットフォームという形で提供することが可能になりました。
クロス・コミュニケーションの実績はこちら金融業向けアプリプラットフォームの特徴
「金融業向けアプリプラットフォーム」は、カード明細機能やキャンペーンやクーポンの配信など、金融業が提供するアプリにおいて最適なアプリマーケティングを実現する標準機能を豊富に装備したセミカスタム型のアプリプラットフォームです。スピーディに実装することが可能な上、金融業が求める高品質も実現し、細やかなカスタマイズ要望にも応えることが可能です。
機能名 | 内容 |
---|---|
スプラッシュ | 起動スプラッシュ、強制バージョンアップ |
同意事項確認 | 利用規約・プライバシーポリシー、同意ボタン |
カード登録(ログイン) | ID・パスワード認証、自動ログイン、外部ブラウザ起動リンク |
ホーム | カード名表示、カード券面表示、お支払日付表示、お支払金額表示、ダイレクトログインリンク |
ネイティブバルク | リストビューサンプル |
クーポン一覧/詳細 | クーポン画像、説明、もぎり |
提携サービス | 横スライドバナー |
キャンペーン | タブ組み込みWebview |
メッセージ一覧/詳細 | 画像、見出し、説明文 |
Webview | Webviewサンプル画面 |
メニュー | 他のカードでログイン、アプリ内へのリンク、アプリ外へのリンク、アプリ情報 |
セキュリティ | パスコードロックの設定、生体認証設定 |
利用規約 | ー |
プライバシーポリシー | ー |
機能名 | 内容 |
---|---|
ダイレクトログイン | アプリにログインしているアカウントでIDとパスワードの入力をすることなくログインされた対象のWeb画面を表示する |
リトライ | 通信に失敗したときにリトライダイアログを表示させ、通信を再度行えるようにする |
家族カード | 家族カードで利用できる機能を制限する |
セキュリティ | パスコード(パスコード設定をONにしている場合、アプリ起動時にパスコード解除ボタンを表示する)、指紋・顔認証(生体認証をONにしている場合(対応端末のみ)、アプリ起動時に生体認証を要求する) |
クラッシュレポート | Firebase Crashrytics |
Push通知 | ブロードキャスト配信、アプリ起動まで |
独自スキーマ | アプリ起動まで |
テストコード | ユニットテスト |
スタブAPI | アプリ内スタブ |
金融業向けアプリプラットフォーム活用のメリット
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低コスト・スピーディに導入可能
ローコードによる開発となるため、アーキテクチャが統一され、あらかじめプログラムされた機能やテンプレートを組み立てて設定するため、効率的にアプリ開発が可能です。
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ローコードなので、カスタマイズも可能
ノーコードアプリとは異なり、標準機能以外にも自由にカスタマイズ可能です。また、アプリ同士を機能連携させるAPI(Application Programing Interface)も充実しています。ノーコードアプリを運用後、様々な要望が出てくる中で、乗り換えをご検討の企業にも適しています。
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マルチプラットフォームに対応可能
マルチプラットフォームを前提に考慮したサービスのため、Android、iOS双方の対応がデフォルトとなっています。
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セキュリティ対策も適切
これまで多数の金融機関に向けてアプリを提供してきた開発ノウハウを凝縮しているため、堅牢性が高く、ユーザーに安心してご利用いただけるアプリ環境を実現いたします。
金融業向けアプリプラットフォーム活用のデメリット
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カスタマイズ機能が増えると時間とコストがかかる
カスタマイズ機能が増えたり、レイヤーから大きく変えたり、データの持ち方が大きく変わってくるとそこは通常のスクラッチ開発と時間やコストは変わらなくなっていきます。
事例
高島屋ファイナンシャル・パートナーズ様「タカシマヤカードアプリ」
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ様のカード会員向けPortalアプリ。
当社の「金融業向けアプリプラットフォーム」を活用し、カード会社向けに利用明細、ポイント照会、カレンダー、Push通知等の主要機能を搭載したアプリのプラットフォーム化を、短期間、低コストで実現し、お客様の利便性向上を意識したアプリ構築を実現しました。
まとめ
今回は、アプリ開発において、フルスクラッチ型、ノーコード型アプリプラットフォーム、ローコード型アプリプラットフォーム、その一つである当社が提供する「金融業向けアプリプラットフォーム」のメリットやデメリットを比較してきました。
スマホアプリが重要な顧客とのタッチポイントとなった今、スマホアプリの活用はマーケティング戦略の王道となっています。アプリは一度導入すれば、顧客との重要な接点として継続的に関わり続ける場所となるため、アプリ導入をする上では、自社のマーケティング戦略とも照らし合わせ、どちらの開発手法が望ましいかメリットやデメリットを検討して、適切な手法で開発を進めていきましょう。
ある程度用途が決まったアプリであれば、ノーコード型のアプリは、低価格でスピーディに導入が可能となりますし、自社の事業形態や目指すべき方向性にあったローコード型のアプリプラットフォームがあれば、カスタマイズも加えながら、ある程度セミカスタム型のアプリ導入が可能となるでしょう。
もしも金融業で搭載したい機能が合致しているようであれば、当社が提供するスピーディかつ高品質での導入が可能な「金融業向けアプリプラットフォーム」もぜひご検討ください。
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