保険業界を変えるInsurTech(インシュアテック)とは
近年保険業界で注目されている「InsurTech(インシュアテック)」。
このInsurTechはどのようなところで利用されているのでしょうか。また、保険業界をどのように変えていっているのでしょうか。
この記事ではInsurTech(インシュアテック)の概要と一例を紹介します。
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目次
InsurTech(インシュアテック)とは
InsurTech(インシュアテック)は保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語であり保険会社の業務をAIやIOTなど最新のテクノロジーを活用して、効率や収益性を高めたり、新しい保険サービスを生み出すことを指します。
このInsurTechは海外を中心に発展をしてきましたが、国内の市場規模も拡大を続けており、続々と新しいサービスが誕生しています。
InsurTech(インシュアテック)の代表例
国内・海外でのインシュアテック事例について紹介していきます。
オンラインで完結する保険契約業務
今まで対面で行うことが主流だった保険契約業務ですがオンライン上で契約者自らが選んで加入したり、支払い手続きを完了させることができるようになりました。
日本ではライフネット生命が、いち早くインターネット専業の生命保険会社として誕生しています。
24時間いつでも契約を行えるだけでなく、チャットでのお問い合わせやLINEでの契約相談もできます。
ライフネット生命:https://www.lifenet-seimei.co.jp/
また、アフラックのがん保険でも専用アプリに生体認証(指紋認証または顔認証)登録を行うことで、オンライン上での即時支払いサービスを受けられることができます。
アフラック:https://www.aflac.co.jp/
海外の事例としては、アメリカの損害保険会社『Lemonade(レモネード)』というInsurTechの代表的なスタートアップ企業が挙げられます。
Lemonadeでの契約はYes/Noで答えられる簡単な質問に答えていくだけで、わずか90秒ほどで加入が完了します。
また支払いも証拠写真をアップし、チャットボットによるやり取りを行うだけで支払いを完了できるというシンプルな仕組みとなっています。
lemonade:https://www.lemonade.com/
このようにオンラインでの契約や相談、支払業務が行えるようになったことで、保険会社側の手間や人件費削減だけでなく、利用者の負担も削減されています。
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利用者に合わせた保険商品の実現
今まで保険の加入後は『万が一が起こった時』まで保険会社との接点はありませんでしたがスマートフォンアプリやウェアラブルデバイス、AIなどの活用により私たちの日々の生活や健康をサポートしてくれるサービスづくりも活発に行われるようになりました。
住友生命の『Vitality』は健康増進型保険であり、InsurTechが活用されています。
例えば所定のウェアラブルデバイス・スマートフォンアプリで計測した歩数や心拍数がポイントになったり、健康診断のデータをアップロードすることによってポイントを獲得することができます。
利用者の活動の評価で保険料が変動し、特典が得られるといった新しい形の保険となっています。
Vitality:https://vitality.sumitomolife.co.jp/
私たちの健康に寄り添うInsurTech
アメリカのOscarが行っているサービスでは、利用者は専用のアプリを通して保険の相談・契約だけでなく、医療施設を探したり専属のコンシェルジュに医学的なアドバイスを受けることができます。
また24時間年中無休で電話での遠隔医療サービスを受けることも可能です。
保険契約して完了だけでなく、利用者の状況に合わせてヘルスケアをトータル的にサポートしてくれます。
まとめ
今回はInsurTechの概要と一例を紹介してきました。
コロナ禍により、オンラインでサービスを受け完結できるという需要はますます増えてきています。
クロス・コミュニケーションでは、保険・金融業界をはじめ様々な業界のWebシステム開発を手掛けています。お見積もりのご依頼は無料で承っておりますので、弊社ホームページのフォームからお気軽にご相談下さい。
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